就職・転職

院卒の新社会人がベンチャー企業で3ヶ月働いてみて感じたこと

要約

この記事を読めばある程度ベンチャー企業で働くということはイメージしてもらえるのではないでしょうか。

(ベンチャー企業と言っても会社によって様々なので、今回の記事は一事例に過ぎません。)

大学院との違い

  1. 決められた時間で仕事をこなす
    研究のように体力の続く限り何時まででも実験を続けて働くことはできない。
  2. チームで仕事をする
    自分の役割をしっかり理解し、チームでコミュニケーションを図りながらタスクをこなしていく。研究のように自分でなんでもやるというわけではない。
  3. あくまでもビジネス(売上や利益などの数字が重要視される)
  4. 多様なバックグラウンドの人がいる

大企業との違い(推測)

  1. ある程度実名で会社を背負ってSNSなどを運用できる→副業の集客などにつながる?
  2. ストックオプションが付与されるので、上場すれば大きなインセンティブが手に入る
  3. 福利厚生(住宅補助、休暇制度、各種補助金)がない
    住宅補助などを合わせると同じ給与の大企業とは実質の手取りが全く異なる
  4. アウトプットが中心(*今まで培った経験を会社に還元しつつ、仕事の中でインプットしていく)
  5. ボーナス<インセンティブ(成果が給与に直結し、ボーナスがもらえるのは当たり前ではない)

*筆者は大企業勤務の経験はないので、大手金融機関勤務で共同運営者のK氏と話す中で聞いたりしたことからの推測に過ぎず、一事例に過ぎないので会社によって異なります。

3ヶ月でやったこと

マーケ、広報などを主に行う部署で幅広い業務を担当

  • 自社のSNS運用
  • キャンペーン企画の検討と実際の運用
  • オンラインイベントの企画、開催
  • SNS広告の運用
  • インサイドセールス
  • 自社SNSに用いるクリエイティブ画像等の作成
  • 自社コンテンツの執筆
  • 講演会用スライドの作成

研修などはそれほど多くはなく、とりあえずやってみる雰囲気。なるべく短い時間でたたきとなるアウトプットを出すことが求められる。それに対するフィードバックを随時吸収しながら精度を高めていく。

3ヶ月で感じたベンチャー(自社)の性質

  • まだ社内制度がしっかり構築されていないので、体制がよく変わる(人の出入りが激しい、部署移動が多い、事務手続きのやり方が変わる)
  • 自分の役割が広い(人手が足りないのでその時に使える人材がローテで穴埋めをする感覚)
  • 仮説はすぐに検証(ある程度数字ベースで根拠を検討するが、ひたすらDo→Checkを繰り返す)
  • 仕事を仕事と思っていない人が多い(やりたいことベースで入社した人が多く、仕事とプライベートを明確に区切らず何事もアクティブに取り組む人が多い)
  • 雰囲気が良い(多様性を重じて、自由な雰囲気)
  • 規模が小さいので、部署が違っても社内全体の動きが見えやすい
  • 役員、社長のカラーに強く影響を受ける
  • 株主の権力が。。。会社のカラーや制度にも深く入り込んでいるケースも
  • 常に疑うことが求められる(今までがそうだったとかは関係なく、新卒でも自社のコンテンツやサービスに常に目を光らせていろんなアイデアを提案することを求められる)

まとめ

あくまで一事例を経験した筆者の過ぎませんが、ベンチャーでは「自分はどうしたい?」というのを常に考えさせられる働き方が主流なのではないでしょうか。

「どうしたい?」をしっかり数字ベースで検証し、根拠を持って提案すること、
提案したアイデアは自分が責任を持って進捗管理しながら進めること、
さらにそのアイデアの成否で自分の評価が決まる

自分の「どうしたい?」と会社の理念がマッチしているベンチャー企業があれば楽しく働ける環境なのではと思います。

そんな企業を探してみてはいかがでしょうか。