要約
桃太郎ジーンズの兄弟店ジャパンブルージーンズが堀江に新オープン。桃太郎ジーンズと同じく旧式の織り機ユニオンスペシャルや「TOYODA」製自動織機「GL-9」を用いて職人技で仕上げられるジーンズは必見。桃太郎ジーンズより価格帯は少し低めで、海外にも通用するきれい目なシルエットが売りのブランドです。
目次
・インディゴ染めの暖簾がお出迎え 旧式織り機のユニオンスペシャルも!
・堀江 大阪店は京都店に続く二店目の出店で、限定モデルも手に入る
欧米で認められた自慢のシルエットと日本の伝統技術の融合
生地メーカーが原点であるというブランドの出自を生かしてジーンズづくり=生地づくりを信念に綿の選定、紡績、縫製のすべてにこだわる純国産デニムブランド。欧米の市場でも現地から絶賛された美しいシルエットと日本伝統の技術の融合を是非お試しください。
生地メーカーとして参加したフランスの展示会でイタリアのデザイナーに「これ売ってくれない?」と言われた生地提案用のサンプルジーンズ。これがきっかけで「ジャパンブルージーンズ」は生地メーカーからジーンズメーカーへ転身を遂げました。現在も本場のデザイナーやプロのバイヤーを満足させたシルエットを追求し続けて、トレンドを取り入れつつも洗練されたジーンズを日本の職人技で仕上げています。
旧式力織機(シャトル)で織られたヴィンテージジーンズには、その証でもありジーンズの耳とも言われるセルヴィッチが。
綿の特性を最大限活用し、ジャパンブルージーンズの特徴でもある体に馴染むシルエットと美しい色落ちを再現するには、糸にテンションをかけず、織り上げることができる旧式力織機が力を発揮します。一方で織り上げるのに時間がかかるため大量生産には向かず、現在ではジャパンブルージーンズのデニム工場で「TOYODA」製自動織機「GL-9」が10台稼動している以外には滅多にお目にかかることのないものになっています。
もちろん現在は生産されておらず新品を買うことはできませんので、職人のみなさんで丁寧に修理しながら使われているようです。
高オンスのデニムも糸のテンション(張り具合)や織機のスピードを職人が調整する必要があるので旧式力織機でしか織ることができないデニムです。旧式力織機で織られた高オンスのデニムには床に立つものもあります(笑)そこまでの分厚い生地は使いにくいだろうとう方も、男のロマンが詰まった高オンスのデニムを一度履いてみてください!履きにくさを超える魅力が感じられると思います。
さらに生地メーカーという出自を生かして、ジーンズを作る生地にもとことんこだわり、様々な国の良質な綿を配合し糸を作るところから地道に研究開発を行なっています。綿は農作物であるので毎年の見栄えや出来も異なります。その中で職人がカム(織り機の機械部品)の回転数を0.1秒単位で調整することで、ジーンズとしての品質や風合いが一定に保たれています。
デニムファンにはたまらない色落ちに大事なのが糸の芯白(しんじろ)です。この芯白は空気に触れながら染まっていくインディゴならではの染色方法「ロープ染色」で作られます。ジャパンブルージーンズではこのロープ染色に適した綿質、紡績、そして織り方にも研究開発を重ね現在も改良が続いいています。
インディゴ染めの暖簾がお出迎え 旧式織り機のユニオンスペシャルも!
まずお店の目印となるのが、青色の小さな看板。
セブンイレブン南堀江店の隣に位置する小さめのお店です。
ジーンズの定番カラーインディゴブルーの暖簾がお出迎えしてくれます。
外観はヨーロッパの通りのブティックのような雰囲気で、とてもおしゃれです。
ジャパンブルージーンズでは、当時の雰囲気を残した本物のジーンズを熟練の職人によって縫い上げるため、1970年代に国産ミシンの台頭で姿を消した、国産ジーンズ黎明期の1960年代に使用されていた「ユニオンスペシャル社」製のヴィンテージミシンをパーツからかき集め復活させました。そんな貴重な代物が堀江の大阪店でもお目にかかれます。
堀江 大阪店は京都店に続く二店目の出店で、限定モデルも手に入る
ジャパンブルージーンズの関西二店舗目として京都店に続き出店された大阪のおしゃれ街堀江に位置する大阪店。
もちろん大阪店の雰囲気に合わせた限定ジーンズも発売されたようですので、要チェックです。※このモデルは、大阪店のみの取り扱いで、ネットや本店でも取り扱いがありませんでした。入手したい方は店頭へ行くしかありません。
■RED×REDのバックポケットステッチ
JBJのアイコンでもあるJBステッチは赤×赤を採用。
天下の台所でもある活気ある大阪をイメージしております。■インディゴ染めレザー革パッチ
直営店限定ジーンズにだけ採用している特別仕様の革パッチ。
インディゴ染めした革パッチは、ジーンズ同様に経年変化が現れます。■ハイテーパードシルエット
股上は深く、お尻周りと太ももにはユトリを持たせ、
裾に向かって強めにテーパードをかけたシルエット。
ユトリは持たせつつ、スッキリと見せてくれます。■18oz ヘビースラブシャークセルヴィッチ
緯糸に超スラブな糸を使用した、まるでサメ肌のようなデニム。
その超スラブな糸をカーキベージュに染めている為、他にはない生地感を実現。
18ozとJBJ No.1ヘビーオンスデニムの為、メリハリのある色落ちを楽しんで頂けますhttps://www.japanbluejeans.comより引用
またジーンズの裾上げなどをした際に袖の仕上げとしても使われるステッチですが、各店舗毎に限定カラーの設定があります。ジャパンブルージーンズでは人情味にあふれた情熱的な大阪のイメージカラー「赤」を取り入れ大阪店の限定ステッチは「赤」ですが、児島の本店では瀬戸内海の海をイメージした「青」といった具合です。このステッチの色でロールアップした時の見え方が断然変わりますので、どこの店舗でジーンズを買うのかから選ばないといけませんね。*通常のイエローステッチはどの店舗でも設定があります。
ジャパンブルージーンズの使用感とレビュー
まずサイズに関して、ここのジーンズはシルエットやモデルによって着用感が異なります。普段は32インチの著者ですが、34インチのものを購入しても普通に履くことができています。また一センチほど横や縦に縮むそうですので、その辺を考慮して裾上げやサイズ選びをすると良いですよ。もちろん店員さんが相談に乗ってくれます!
裾上げは購入時に無料で行ってくれ、ジーンズの裾上げででた短い切れ端もいただけるのですが、こちらはみなさんどうしていますか?ジャパンブルージーンズの公式インスタグラムでは切れ端を使ったインテリア雑貨の作り方が紹介されていますのでぜひご参考ください。
著者は購入後半年で、まだあまり履けていませんが、また使用感などレビューしていければと考えています。購入したのは児島の限定モデルでパッチやステッチなどのデザインが気に入っています。ブランドのロゴがかっこいいので、ちらっと腰のパッチが見えてもかっこいいですし、裏地にも模様が。細部までこだわって作られた極上の逸品ですのでまたご紹介できればこちらも。
またFUDGEや2ndなどの人気雑誌にもスナップ写真が取り上げられるなどおしゃれ好きの間で人気を博している国産ジーンズの一つですので、買って損はありません。
アクセス
店名
JAPAN BLUE JEANS 大阪店
住所
大阪市西区南堀江1-11-16
営業時間
11:30~20:00 *定休日:年末年始
電話:06-6532-1400
最寄り駅:四ツ橋駅(大阪メトロ)より徒歩3分
まとめ
桃太郎ジーンズと合わせて堀江で回りたい国産デニムのお店です。少々お高いですが長く使えて、愛着もわく納得の商品ですので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。